2015年09月01日

「幸福な生活」/ 百田 尚樹

ショートショートな短編が、19編収録されています。
特に予備知識なくて読んだのですが、最後の一行で落とすという小説だと思わなかったので、衝撃的でしたが、何編か読み進めるうちに、オチがわかってきてからは、イマイチ・・・。
それでも、読み飽きることはなくて、あっという間でした。
なんせ、最後の一行のオチは、ぴったりラストのページになるように構成されているというだけで凄くないですか!?
まあ、それで、無駄な文章がある所もありますが。

文庫版では、「賭けられた女」を追加収録されていますが、これが、一番出来が良くて面白かったです。(解説を書かれた宮藤官九郎さんも絶賛)。
あと、「そっくりさん」ちよっと意外なオチでした。

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2015年08月30日

「犬を飼う」/ 谷口 ジロー

谷口ジローが実体験を基にして描いたと言う愛犬タムの最後を看取る日々を描いた作品。
第37回小学館漫画賞審査委員会特別賞受賞作。

既にタムが足が弱りかけている14歳になった2月から話が始まります。
その年の秋になくなるまでを、写実的な谷口さんの絵が涙を誘います。
特に、タムが発作で倒れてから、最後は・・・
画力が凄いだけに、゚(゚´Д`゚)゚なしでは読めません。

タムの死から一年後、今度は、谷口夫妻がシャム猫を飼う事になる後日談「そして・・・猫を飼う」なども載っています。
文芸コミックというジャンルの決定版。

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2015年08月22日

「暗黒女子」/ 秋吉 理香子

「暗黒女子」嫌ミスというので、読んでみました。最初、主人公の聖母女子高等学校の文学サークルの現会長澄川小百合の司会で、始まる定例会。メンバーは、澄川小百合、一年生の二谷美礼、二年生の小南あかね、高岡志夜、三年生の、古賀園子、留学生のディアナ・デチェヴァの6名。テーマは、「前会長である白石いずみの死について」。テーマに沿った短編小説を書いて、朗読発表しながら、闇鍋をするという・・・ので、なんとなく、そうなるかと。ネタバレすると、人肉でを食するというやつ。(いつみがしていた時計が入っていたというシーンで確実ですね。)そもそも、闇鍋に食べ物以外でもokという決まりはオカシイだろうと。いくら、虫とか靴とか不衛生な物以外の綺麗な物ならいいといっても、途中で時計が入っていたと気づいた時点で、完食はしないでしょう。自分が取った具材は全部食べないといけないとか、材料を入れるのは、主人公だけという、怪し過ぎる鍋会。というか、そもそも闇鍋をする気が知れない・・・。それぞれが朗読する小説が小説っぽくなく、えらく美化した自己紹介と、○○さんがさゆりを殺したのではないかと告発するだけ。 ( ̄^ ̄ ;)ウーン文学サークルなら、もっと色々なパターンがあっても良いかと。あと、表紙が主人公なので、結末のオチが判りやすいです。中の遊び紙が、ツルツルした黒い紙で、暗黒の鏡のようです。製本は、凝っているなと。
暗黒女子
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2014年05月15日

「彼女は存在しない」/ 浦賀 和宏

「多重人格の引きこもりの妹と,その周辺で起こる事件。事件の真相と,周りを取り巻く人物たちの抱える真実は?」(「BOOK」データベースより)

「一人称視点を切り替えつつ二つの話が並行して進む」というよくあるパターン。
これが、トリックのミソなんですけどね。
多重人格を中核に、それぞれの登場人物が抱える秘密やトラウマが1つ1つ明かされていく・・・わけですが、読後、何が言いたいのかなと思いました。
が、まあ、トリック(このトリックというのは、なんか憚られるんですけど)、題名から分かりますよね〜。

登場人物の設定が薄っぺらく、誰一人共感できる人がいないのが、残念。
主人公の兄の恋人が殺される描写だけが、やけに、グロテスク・・・

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2014年05月01日

「コールドゲーム」/ 荻原 浩

一言で言うと粗筋は、いじめられた側の復讐。
しかし、なんだかな〜
いじめられていた、トロ吉くん、中学校卒業したら、変わり過ぎだろうという位の変わり方で(その時からやれよと言いたい程。せめて外観だけでもねー)、かなり違和感。
復讐する為、ピッキングとか覚えるとか、ジムに通うとか、すごい行動力なんだけど Σ(゚Д゚;)。
とにかく、復讐の方法も、トロ吉無双?ってくらいなやり方で、人によっては、かなりハード過ぎでは?!
で、ついに殺人まで!!! それなのに、警察には行かずに自分達で解決しようとする主人公たちにも唖然 (@ω@`;)。
この本は、イジメの復讐っていう名のサスペンスで、ミステリーではないです。
復讐される順番が、なぜ出席順なのか、そこがポイントで、一応、意外性もあるんですが、よくあるパターンだし。

どっちにしろやるせない。
主人公は、中立派。だけど、それが、いじめられた方は一番キツいと。
なぜなら、中立だから助けてくれると思っていたのに、「見て見ないふりをした罪」は期待していた分重い・・・と。
最後、いじめた側の自業自得ということで、主人公たちがやり玉にあがるも、復讐の仕方が酷いことで、更に、いじめられた側も非難されるいうのが、世間。
とにかく、読後の後味は悪いです。
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2014年03月29日

「思春期ビターチェンジ」1巻〜/将良

小学4年生のある日、突然、お互いの身体が男⇔女入れ替わってしまった木村裕太と大塚結衣。
元の姿に戻れないまま気が付けば、入れ替わり生活も3年目。
二人は異性の姿で中学へと進学して・・・友情、家族・・・そして、恋。

男女入れ替わりの話は映画や小説・漫画とわりとある話ですが、これは長期戦。
しかも、小学校から思春期へ、次巻では高校生活へと突入と、お互いの心や身体の変化がどのように描かれていくのか楽しみです。
普通の漫画っぽくないコマわりや枠線、なぜか主人公だけ目が白目と好き嫌いが分かれる絵柄かもしれません。



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2012年10月24日

「くるくるくるみ」/ 松岡 達英

食欲の秋〜ということで、この本を。

あまり、くるみのこの状態から食べることが少なくなった気がするのですが、私だけ?
チョコレートやクッキーの中、五平餅のたれとして使われることが多いと思うのですが、日本一の産地の長野県では、おそばのつゆにクルミを入れたりするそうです。
さて、胡桃について、答えてくれる本も殆どなかった?気がするのですが・・・、この「くるくるくるみ」という絵本を読むと、とても楽しく詳しく教えてくれます。

祖父母の家に行ったゆうかは、裏の林にあるクルミに興味を持ちます。
祖父母から色々教わるクルミについての知識をゆうかと一緒に楽しく学べます。
また、人だけでなくリスやネズミなどの動物にとっても大切な食料であることなども、動植物の絵本画家といえばの松岡氏による写実的な絵とゆったりとした文章で書かれています。
また、くるみを使った料理も紹介されていて作ってみたくなる絵本です。
この本に出てくるくるみは、日本にもともと生えていた種類の「オニグルミ」ですが、一般的にスーパーなどで目にするくるみの多くは栽培した輸入品で、「シナノグルミ」です。

元々この本は、2002年10月号の「かがくのとも」の「くるみ」という題で出版されたものの改訂版なのですが、なぜか福音館からそうえん社になっています・・・。
大筋は変わっていないのですが、新装版はより手に取りやすい絵本としての色合いが強く出た作りとなっています。
それは、特に題名とその文字扱いと見返し部分が顕著です。
そこにリスによる料理紹介もあるのですが、これは、松岡家のレシピだそうです。
一つの実についてここまで書かれた本は珍しいかと思います。
ちなみに、くるみは、紀元前7000年前から食用されていたと言われてます。
日本でも、縄文時代から食用されていたらしく、「縄文クッキー」なるものが、博物館に展示されているようです。
動脈硬化や老化予防、便秘改善や貧血に効用があるそうですが、一個あたり、35kcalもあるので、食べ過ぎには注意しましょう (*´∀`*)
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2012年10月01日

「きつねのおきゃくさま」/ あまん きみこ

読み聞かせで使う、個人的な鉄板本の一冊です。

パラペコきつねが歩いていると、やせこけたヒヨコに出会います。
もっと太らせてから食べようと家に連れて帰りますが、ヒヨコは「親切なきつねお兄ちゃん」と信じて疑いません。次に、うさぎ・アヒルも同様で・・・。
ラストが泣ける .・゚・(ノд`)゚・.。子どもたちもしーんとなります。

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2012年09月01日

「僕らはみんな死んでいる♪」/ きら

代表作「まっすぐにいこう」のきら、個人的にあまり興味がなかった漫画家だったのですが、題名と粗筋が面白そうだったので、読んでみました。

「ふと目覚めたら主人公暁凛が目覚めたら、知らない場所に知らない人達が・・・戸惑う男女8人の前に、「神さま」と名乗る生物が。「神さま」によると8人は同時刻に死んだこと、ここは、いわゆる天国で、生き返りたければ、「ラブゲーム(一番早くカップルになること)」に勝てと告げられる・・・」

色んな年齢・職業・国籍が集まるとは言え、恋愛をせよと言うので年齢が 高校生〜45歳まで・・・というのと、お決まりの人気イケメン俳優が出て来るなど、ちょっとなーな設定だけど・・・。
次第にメンバーたちのこれまでの人生や死因が明らかになっていく中、イケメン俳優の熱烈なファンだった女子高生が後追い自殺をし、天国にやってきて・・・?
色んな人や動物に化けるコスプレする神様は必見!?
イケメン俳優ユアンの熱狂的なファン、茜が後追い自殺をしてきた、男女4対5人にさて、どうなるか気になる〜

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2012年07月15日

「ちいさなくれよん」/ 篠塚 かをり

作者・画家とも、もうお亡くなりになっているので残念です。ちょっと絵が古い感じもありますが。。。作者の「与えられた使命を最後まで果たしてこそ、本当に価値あるものとして生きるのです」世の中に役立って消えていった・・・最後まで大切に使いたい気持ちになります。
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